旅とご当地グルメが大好きで、日本全国47都道府県を食べ歩いて、食べログの日本地図を塗りつぶしました。そんな私が、おうちで旅気分を味わえるおいしいものをご紹介!
味覚の秋といわれるくらい、秋はおいしいものがいっぱい!特に栗ご飯、モンブラン、栗きんとんと、食事・洋菓子・和菓子、どんなメニューもおいしくする栗の登場を、待っていた人も多いのでは?今回は栗の名産地、岐阜県恵那にある老舗和菓子店「恵那川上屋」の栗菓子をお取り寄せしました。
岐阜県恵那・中津川の特産品「恵那栗」

岐阜県の南東部にある恵那市・中津川市は、栗の産地として有名なエリアです。この地方の郷土菓子が、蒸した栗にほんの少しの砂糖を入れて作る栗きんとん。栗の時期になると、それぞれの家庭で作られる素朴なお菓子です。
恵那・中津川市内の和菓子屋さんにも、栗きんとんが並びます。中津川市には14の和菓子店があるので、食べ比べすると楽しいんです。実際、私も2年前に中津川に出かけたとき、栗きんとんの食べ比べをしてきました。
最近は海外からの輸入もあり、一年中栗がスーパーで販売されていますが、やはりこの時期の恵那栗は、味も食感も違います。ホクホクとした恵那栗は、お店によって舌触りがなめらかだったり、粒を少し残していたりと、それぞれ違いを楽しめました。
どのお店も特徴がありおいしかったのですが、有名なのは恵那川上屋です。
恵那栗にこだわる「恵那川上屋」
古くから栗の栽培が盛んだった東美濃地区。恵那川上屋では自社農園で土づくりからこだわり、上質な恵那栗の栽培に力を入れてきました。栽培・出荷に厳しい条件を作り、それをクリアした栗を「超特選恵那栗」としてブランド化。恵那川上屋の栗きんとんに使われているのは、そんなブランド栗です。
栗をそのまま蒸して食べる場合は、収穫してからしばらく置いて、でんぷんを糖に変えてから食べると甘みが増します。でも、ホクホク感が失われてしまいます。恵那川上屋では収穫してすぐに加工するので、ホクホクとした昔ながらの栗きんとんになるんです。スピード勝負なので、地元産の栗じゃなければ、このホクホク感は出ないのだそうです。
恵那川上屋では、毎年9月から1月の間栗きんとんが販売され、オンラインでも購入できます。

恵那川上屋の栗の和菓子

9月に入ったので、すぐにオンラインショップから栗きんとんを購入しました。栗きんとんは6個入りで1,500円。1個250円。小さな栗きんとんが1個250円と聞くと、思わず「高!」と言っちゃいそうですが、使用しているのは上質な「超特選恵那栗」。それを一つひとつ職人さんが手作業で作っているのですから、食べると納得の値段なのです。
だいたい、栗の皮を剥くのって大変じゃないですか。それがもう剥いてあって、最高においしい状態の栗を、ただ食べるだけの状態にしているんですから、とっても贅沢なお菓子ですよね。
口の中でほろりと崩れる栗きんとん。ホクホクしているけれど、口の中の水分を持っていかれる感はないです。栗をそのまま食べると、モフモフしてて、お茶が欲しくなったりするじゃないですか?そういった感覚はないので、本当に栗そのものの味をじっくりと味わえます。
素朴な味なので、続けて2個でも、3個でも食べられそうです。でも、250円、500円、750円…と頭の中で計算すると、そんな食べ方できません。大事に大事に味わいます。

栗きんとんと一緒に今回購入したのが「くり壱」。栗きんとんを甘さ控えめの羊羹で覆い、さらに朴の葉で包んで蒸しあげた栗蒸し羊羹です。

羊羹に使用しているのは、上質な北海道の「むらさきわせ」という小豆。一般的な大納言と違い、サラサラとしたむらさきあわせで作った餡子は、しっとりとした食感。ホクホクした栗きんとんとの食感のハーモニーが楽しめます。

口の中にいれるとふわりと香る、朴の葉の甘いかおりもたまりません。
黒と黄色、2色の断面もかわいく、口だけじゃなく目と鼻にもおいしい和菓子です。
今年は家で過ごすことが多く、季節を感じる機会が少ないですが、栗きんとんとくり壱で秋を感じることができました。
残念なことに、くり壱は現在品切れ中のようです。
私は栗きんとん5個と、くり壱1本の「秋の詰め合わせ」(3,320円)を購入しました。
くり壱はTVなどでも紹介されたことがある人気商品なので、しばらく待っていると再販されると思います。待ち遠しいですね。
恵那川上屋の栗の洋菓子

栗きんとんを購入しようとオンラインショップを眺めていて見つけたのが「栗カヌレ」。恵那川上屋では、和の栗菓子だけじゃなく、洋の栗菓子も販売しているんです。
洋の栗菓子といえばモンブラン。もちろんモンブランは大好き!恵那川上屋には「栗山」というロングセラーのモンブランがあります。栗皮渋の洋風ペーストと栗きんとんの和風ペーストをクリームとパイ生地にあわせた、25年以上愛されているケーキ。クール宅急便で届きます。
他にも、和栗をふんだんに使用した「栗里」、洋栗ペーストを使用した「栗欧」、シトロン風味のなめらかなチーズテリーヌをあわせた「栗欧セゾン」など、モンブランだけで4種類もあるんです。
なので、モンブランも追加でお取り寄せしようと思っていたのですが、栗カヌレが目に入ってしまったのです。早速、注文しようと思ったら、なんと完売!でも、後日再販の文字が!
再販の日は9時から販売開始ということで、パソコンの前で待機。9時と同時にクリックして無事購入できました。
こちらは冷凍で届きました。箱もオシャレです。


常温で1~2時間解凍後、オーブントースターなどで温めてくださいと書いてありました。もったいないので半分だけ解凍。

オーブントースターで3分ほど温めたところ、表面がカリっとしました。でも、食べると中はもっちり。ホセ・ポサーダ社と協働開発したマロンペーストを、ふんだんに使用しているのだそうです。ラム酒の香りが、大人のお菓子という感じ。栗とラム酒ってあいますよね!ラム酒をきかせたマロングラッセも大好きです。
栗カヌレは表面のバターがキャラメルのように濃厚で、それでいてしっかりと栗の味もします。コーヒーにもあいますが、紅茶との相性がいいと私は思いました。
と、紹介しておいてなんですが、こちら再度完売となっています。もう、今年は発売されないのでしょうか?コメント欄を読むと、買えなくて悲しいという声が多くあるので、再々販売を期待したいです。評価が全員★★★★★と最高の5つ星というのも、凄いですね。
くり壱といい、栗カヌレといい、恵那川上屋さんの栗菓子は、あっという間に売り切れてしまうようで、マメなチェックが必要なようです。
完売ばかりで申し訳ないので、今も買える商品を。
恵那川上屋を代表する栗きんとんは、1月まで購入可能なようです。
恵那栗を存分に味わいたいなら「恵那栗三昧(大)」がおすすめ!

栗きんとん5個、栗あそび300g、おこげ500g、栗きんとんぷりん2箱、恵那栗の渋皮煮1瓶、生栗が入って、10,800円(税込)です。こちらも無くなり次第終了とのことで、気になる人はお早めに。
そんなに食べられないという人は、「恵那栗三昧(小)」もあります。

胞衣栗万頭5個、栗あそび300g、栗きんとん5個、おこげ500g、生栗で、6,480円(税込)。無くなり次第終了です。
今回、学んだこと!季節の商品は、迷わず購入!そうじゃないと1年待つことに!
どうか、再販されますように!
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