日本全国47都道府県のご当地グルメを食べ歩き、食べログの地図を塗りつぶしたくらいおいしいものが大好き!旅の思い出はおいしいものの思い出です。そんな、旅先で食べておいしかったもの、おうちで旅気分が味わえるおいしいものを紹介してます。
今回は駅弁。駅弁や空弁も旅の楽しみのひとつ。修善寺駅で販売している舞寿しさんの「武士のあじ寿司弁当」は、私は日本で一番おいしい鯵寿司弁当だと思っています。
そんなおいしい鯵寿司が、おうちで食べられるんですよ。しかも鯵寿司以外のお楽しみも待っています。
目次
伊豆の小京都・修善寺の名物駅弁

伊豆最古の温泉場でもある修善寺。都内からは車や電車で2時間ほどでアクセスすることができ、日帰りも可能な人気観光地です。
温泉街の中心を桂川が流れ、石畳の小径の両側に竹林が続く「竹林の小径」、足湯や日帰り温泉、四季折々の花が咲く修禅寺と、見どころは満載です。
地名は修“善”寺、お寺は修“禅”寺なのは、豆知識として覚えておきたいところ。
わさびを使ったお蕎麦やソフトクリームなど、グルメも充実しています。

そんな修善寺駅の構内で販売しているのが、「舞寿し」の駅弁。伊豆の地場食材を使った駅弁がいろいろあります。

舞寿し「武士のあじ寿司弁当」
「武士のあじ寿司弁当」との出会い

修善寺駅で何気なく購入した「武士のあじ寿司弁当」。発売当初から変わらないという、艶やかで旅気分が盛りあがるお弁当箱に入っていました。

蓋をあけると一面に鯵!しかも箸で持つとわかるのですが、身が分厚いんです。ひとくち食べると、そのおいしさにビックリ!プリプリの食感に、青魚なのにまったく生臭さはなく、鯵の旨味が口の中いっぱいに広がります。

鯵の下には桜の葉の塩漬けが!この塩味も絶妙。もちろん、風味豊かで爽やかな辛さのわさびも鯵をひきたてます。ピリリとした針生姜の刺激も、食欲をさらに刺激します。
こんなおいしい鯵の寿司を食べたのは初めてです。後からネットで検索したところ、たくさんの賞賛の声が出てきました。
修善寺駅構内で販売していますが、修善寺駅前の駐車場は30分無料なので、車で来ても買いやすいんです。このお弁当を目当てに訪れる人も多いようでした。
「武士のあじ寿司弁当」のこだわり
今から約60年前、初代店主が伊豆箱根鉄道駿豆線の修善寺駅前に、寿司屋「舞寿し」を開業。その後2代目店主が長年寿司屋で培った技術を活かし、あじ寿司弁当を販売。発売されて25年以上経ちますが、いまだに人気が衰えないファンの多い駅弁です。武士というのは店主の苗字から来ています。
あじ寿司に使われているのは、新鮮な地鯵。それに塩をまぶして水で洗いし、ひと晩寝かせてから翌日、小骨を手作業で丁寧に抜いてから、皮をむきます。
他にも松崎町の桜葉の塩漬、天城産のわさび、伊豆米、西伊豆田子のカネサの鰹節、修善寺醤油など、とことん地場ものにこだわっているんです。
2006年には、日本経済新聞「NIKKEIプラス1」専門家が選んだすし駅弁で1位に輝き、新聞や雑誌、TVなどでも紹介されています。食べログの点数も3.58と高得点です。
2021年7月20日放送の『マツコの知らない世界』では、絶品お取り寄せ駅弁として紹介されていました。
そう、お取り寄せ。コロナで旅行が出来なくなった昨今、ファンから「食べたいけれど買いに行けない。ネット販売してもらえないだろうか」という声が多く届き、2020年10月2日よりオンライン限定で発売を開始したんです。
早速、購入してみました。
おうちで旅行気分が味わえる「武士のおうち駅弁」
SOLDOUTが続く駅弁を購入するコツ

「武士のおうち駅弁」は、2人前5,000円と4人前9,000円の2種類。別途送料がかかります(神奈川は1,000円でした)。購入は公式ホームページのオンラインショップから。
先日テレビで紹介されたため、SOLDOUTが続いているように見えますが、前日までの注文発送が完了後、準備が整い次第販売を再開しています。大体13時~14時の間に販売を再開し、1時間前後で完売となっているようです。
Twitterの@maizushiをフォローしておくと、販売開始がわかって購入しやすいですよ。
私はTVで放送される前日に注文したので、すんなり購入できました。注文できると早ければ翌日には届きます。
「武士のおうち駅弁」2人前の中身

【セット内容】
・あじの切り身セット 2.5人前
(あじの切り身、桜葉漬け2枚、針生姜、ガリ、レモン)
・伊豆産のお米1.5合 2袋
・天城産の生わさび 1本
・おろし金 1個
・西伊豆田子のカネサの鰹節 1袋
・修善寺醤油 1本
・武士のあじ寿司の弁当箱 2個
・舞寿し秘伝のすし酢(1.5合分)1個
・白ごま 1袋
※賞味期限は製造日から4日間です。
お米からお醤油、わさびのおろし金までついているのですから、あと自分で用意するのはご飯を炊くお水くらいでしょうか。至れり尽くせりのセットです。
「武士のおうち駅弁」の作り方
①伊豆産のお米1.5合1袋を炊きます。2袋入っていますが、1袋で2人前のお弁当ができます。伊豆産コシヒカリとキヌヒカリのブレンド米とのことで、炊き上がりはちょっとかため。でも、酢飯にするには。ちょうどよいかたさです。
②炊き上がったご飯に舞寿し秘伝のすし酢を入れて混ぜ、粗熱がとれたら白ごま1袋を混ぜます。秘伝のすし酢は、酸味がまろやかで少し甘め。
③お弁当箱の隅から、すこしずつご飯を詰めていきます。
④ご飯の上に桜の葉の塩漬けを敷いて、その上に鯵を乗せていきます。大体10切れほどで、ご飯全体が覆われます。
⑤レモンや針生姜、ガリを飾ります。わさびは食べる寸前におろし金でおろすと、一段と風味が増しますよ。
⑥修善寺醤油をかけていただきます。

弁当箱に入れても良いですが、お皿に乗せると鯵のちらし寿司になって、ホームパーティなどでも映える一品となります。

身が分厚い!

わさび丼の作り方

残りの伊豆産のお米1.5合は、わさび丼にしていただきます。あじの寿司で残ったわさびをすりおろし、炊きたてのご飯の上に、西伊豆田子のカネサの鰹節をこんもりと盛ります。

上にわさびをのせ、修善寺醤油をかけていただきます。
わさびは辛いのだけど、嫌な辛さじゃないんです。鼻の奥がツーンとするけど、すぐに辛みは消え、爽快感だけが残ります。
これはクセになる味。
鯵のマリネ

嬉しいことに、酢〆にした鯵は多めに入っているんです。もちろん、そのまま修善寺醤油をかけて食べるのも良いのですが、私はマリネにしてみました。
スライスした玉ねぎ、小さくカットしたトマトを、オリーブオイルとホワイバルサミコ、塩コショウで少し漬けた後、鯵をあわせて出来上がり。
冷えた白ワインにぴったりの一品となりました。
他にも胡瓜と一緒に酢のものにしたり、スライスした玉ねぎ・トマトと一緒にタルタルにしてバゲットに乗せて食べたり、オリーブオイルとレモン果汁をふりかけてセビーチェにしたりと、いろいろ楽しめます。レシピは同梱されているリーフレットで紹介されています。

今回注文して箱を開けたところ、丁寧な直筆のお手紙が入っていて感動しました!この繊細であたたかな心配りが鯵の寿司にも活かされ、おいしい鯵の寿司になっているのでしょうね。

修善寺温泉の素もプレゼントとして入っていて、ますます温泉気分を楽しむことができました。
おうちで旅気分を味わうのに「武士のあじ寿司弁当」オススメです!
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